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2025.03.14 活動報告

~人生をあきらめない~山口達也さんの実体験を語る

 令和6年度の最終事業として、山口達也さん(元TOKIO)をお招きし、「依存症と向き合うこと」とはどんなことなのか? 実際の経験に基づき、生の声を届けてくださいました。
 第一印象は、芸能界で活躍されていた当時の山口さんよりも、ほっそりした印象でしたが、ワイルドなカッコよさはそのままでした! 
 罪と向き合い反省し、自分がアルコール依存症であることを認めるまでの様々な経験を語る山口さんは、同じ境遇の人に手を差し伸べるために時間を惜しまず活動することに対する「決意と覚悟」を感じる講演会でした。
 山口さんは、飲酒運転防止アドバイザーの資格や依存症予防教育アドバイザーの資格を取得し「株式会社 山口達也」を設立されて、依存症に悩む人々や支援をする人々にエールを送っています。
 

 山口さんの講演の中で「TOKIOのメンバーはかっこいい。自分と比較してしまうこともあって劣等感を感じた」と。そんなことを思っているなんてこれっぽっちも想像できなかったですが、本人の告白に衝撃でした。
「自己肯定感が低い人は依存症になりやすい」と山口さんが語ったとき、誰もが弱い心になるときがあると思いました。
 現に私もあります、弱い心は不安を掻き立てます。
 自分はダメな人間なんじゃないか?とかー社会や仲間から疎外されているんじゃないか?とか。存在意義を見失うこともあります。
 そんな時に大切な人がいなくなったり「孤独」を感じる経験が重なると、「恐怖」に変わり、それを穴埋めするために「何かに依存してしまう」、そんな負の連鎖が起こるのかもしれない。
 山口さんが、依存症は誰もがなりうるかもしれない「心の病気」であること。だからこそ自分で認めることが大切なんだと。参加された皆さんの心に響くメッセージでした。改めて、山口さんありがとうございました…。

 当日は325名の参加をいただき、その内の30%の皆さんがアンケートに回答いただきました。
 「心に響いた」「依存症についてもっと知りたい」「一緒に頑張る勇気をもらった」「4年間、過去や自分と向き合ったことで今があるんだ!頑張って」等等、皆さんからのエールやご意見はエージェント様を通じて山口さんに届けました! 

 2024(令和6)年度は手探りの中で続けてきた支援活動でした。活動を続けていくうちに、ぽつりぽつりと「活動を知りました!お手伝いします。」とのメッセージが届きました。支援の輪が少しずつですが拡がっていることは、ご支援いただく関係機関及び団体の皆様、スタッフの皆さんが常にお声がけいただいた賜物(ネットワーク)です。ありがとうございました。
2025(令和7)年度も、さらなる継続支援と、支援を必要としている人のニーズに応じた直接支援ができるように尽力いたします。みなさんに感謝!(Y.U)
 
 
 

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