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2025.09.26 活動報告

令和7年度 日本財団職親プロジェクト奈良支部連絡会議が開催されました

日本財団職親プロジェクト奈良支部の連絡会議が9月9日に開催し、出席しました。

今年度第1回目の開催でもあり、奈良支部登録企業やサポート企業、行政や協力雇用主会の方々等、とても多くの方が参加されていました。
職親登録企業数が奈良県は全国的にも多く、県内企業からの注目度が高いことが伺えます。
連絡会議の内容を聞いていても、ここ数ヶ月にも各都道府県の支部が数か所設立されていく様子を知ることができました。
職親登録企業が増えるという事は、その分刑余者の雇用にも繋がっていくという事。
(9月24日時点で、全国1270社が参加し、これまでに刑務所出所者ら1251人を採用しています。)
再犯率を下げるためにも、無職の人を一人でも少なくする取り組みになると改めて感じることが出来ました。
(再犯者のうち、無職だった人が約7割で、再犯は“社会からの孤立”が原因だと言われています。)

今回の会議で印象に残ったこと。
後半のグループワークで、それぞれの立場で(職親活動の中で)課題に感じること、質問等を共有し、解決に向けた話し合いを行う、という時間。

私が参加したグループは、行政や弁護士、保護司、福祉施設の責任者、家族の会の方等々がおられましたが、その中でも共通していた課題に、「雇用した人が離職してしまう」との事。
ある参加者(福祉事業所)から、仮出所中に雇用した人がある日突然いなくなる。
今までそんな事が何度もあったので、離職しないように休日は(対象者に)LINEをして様子を伺ったり、食事に誘ったりとコミュニケーション取るよう心掛けてきた。
なのにいなくなることもあった。
そういう場合はどんな対応したら良いのか、、、等、課題に感じている方がおられました。
グループの中での意見としてはやはり、細やかなコミュニケーションを取る事が大事なのでは、それは、刑余者の雇用に関わらず、社内全般の離職を避けることにも繋がるから、等話し合われていました。

ちょっとした職場での悩みや心配事など、上司や周囲のスタッフからの声掛けで、又頑張ろう、と思い直すことも良くありますね^^
仕事以外の何気ない会話の中から、相手の悩みや想いを受け取ることも必要だなと思った時間でした。

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